2010年5月17日月曜日

一日千秋

思えば先月、タイから帰国したばかりの13日、『We're with you』のMV撮影中に怪我をして以来、本当に「一日千秋」の思いでスンヨンの怪我の回復を祈って来た。

振り返ってみればほんの「1ヵ月とチョット」の時間なのかも知れない。
でも、スンヨンは当然の事、KARAのメンバーにしてみれば私ら凡民とは違う時間の流れだったに違いない。

ただでさえ今年に入ってジワジワとスケジュールがハードになり始め、2月に初来日(訪日)、そして『Lupin』でComeBack。
一気にK-popの頂点に駆け昇り、以降はご存知の通りほぼ休み無しのスケジュール。
平均睡眠時間2~3時間というKARAメンバーの疲労も、それぞれが限界に近い状態だったのは想像に難くない。

ましてや、彼女たちはアイドルである。何よりそれが我々凡人とは違うのだ。

チョット水分を取り過ぎた、前の日にチョットだけご飯を食べた・・・それだけの事で、世界中から叩かれる世界に生きている彼女たち。
その精神的重圧たるや想像を絶するものだ。
その上、疲労を癒すべく通常必要とされる充分な「食事」も、充分な「睡眠」も決して許されない。

そんな世界に生きているのが彼女たちアイドルである。
そんな世界で、彼女たちは観客や視聴者、ファンに笑顔を見せ、歌い、踊り、バラエティでは視聴者の求める話題を常に提供し・・・とても常人では無理だ。

そう、無理なのだ。
無理が当たり前の中に生きている。
個体差はあれど、KARA5人のそれぞれがそれぞれに無理を押して、永遠とも思える長い時間を過ごしている事だろう。
ちょっとした・・・それこそ毛一筋ほどのタイミング、ほんの数分の1呼吸のズレで何が起きても不思議はない状態。それが立て続けにスンヨンを襲ったのだと思う。チョット違うズレ方をしただけで5人の内、誰がそーなってもおかしくない状態だったのではないか?

怪我をしたスンヨンの診断結果は「1週間絶対安静」の後に「理学療法」であった筈である。
しかし彼女はアイドルである。それもTOPを極めたアイドルである。
「一週間」「安静」などが許される世界に生きていない。
怪我をした次の日にでも歌い、「絶対安静」を圧してでも踊らなければならない。
撮影途中であったMVも撮影をしなければならない。
それに伴う諸々の撮影ももうスケジュールは決まっている。
その後にはアメリカ、そして日本へと旅立たねばならない。
何故なら彼女たちはTOPアイドルだから。

・・・まさに「一日」が「千秋」の如き長さだろう。

いや、この日本語の使い方は本来の使い方からすれば間違いかも知れない。
が、怪我の治癒を乞い願う、という解釈であればあながち違うとも言えない。
我らファン(特にHamilia)は彼女の笑顔を恋い、「一日千秋」の想いで願っていたのだ。
そして、スンヨン、KARAのメンバーも意識無意識はあれど、ベストなバランスでの「KARA」を待ちわびていたに違いない。

これは私の見た感じでしかないが、先日の再来日でハラの日本語上達ぶりは尋常ではなかった。
First Show Caseではそれ程(とは言っても「普通」の感覚からすれば充分立派なものだったが)饒舌ではなかった彼女が、ギュリと並んで日本語での挨拶を率先して受け持っていた気がする。
スンヨンの負担を少しでも減らそうと頑張ってくれたのだろう。もちろんジヨンも前回に比べたら格段に単語数は増えていたし、ハングルも勉強中のニコルでさえ、挨拶は日本語で通してくれていた。

そうなのだ。
なんでもそうだが、チームというのは自然に役割が決まり、そのバランスが崩れた時には相互に補正をしあう。
しかし、元来5人でバランスを取り合っていたものが崩れれば、一人ひとりの負担もまた変わってしまう。そのバランスがやっと取り戻せるのだ。
幸い・・・と言うと少々アレだが、海外遠征を終え、しばらくは国内の活動で負担も減る。

少しは息をつけるのではないだろーか?

いや、ついて欲しい。
是非とも。

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2010年早々からKARAを皮切りにKpop三昧でした。 2012年4月からの新年度はタイです。推しです。サワディクラーp

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