2012年5月22日火曜日

改めて

そーとー遅れてしまいましたが、ギュリさんのお誕生日をお祝い申し上げ候。

여신 생일 축하합니다.

さて、コトある毎にKARAってのは何なんだ?と考えてしまうのは、KARAに絡め取られた人なら誰しもが陥る自問自答。

これだけKpop勢が溢れんばかりのご時勢。
音楽性やファッション、歌やダンスのスキル・・・それぞれ目を見張るばかりのグループやソロの歌手がいくらでもいます。

その中にあって、取り立てて歌唱力やダンススキルが秀でてる訳でもなく、ソシの様な誰もが憧れる美貌容姿を持ってる訳でもない。
2NE1のような時代を先取る尖ったセンスや音楽性がある訳でもない。

それなのに、何で観る度にこーまでニコニコしてしまうのか?
つい先ほども、この問いに襲われました。
この曲を聴いてる時に。

初めて『Honey』を聴いた時にも感じたことですが、この時代にこんな歌を、シャレでもなんでもなく歌い切る事の出来るガールズグループが他にいますか?って事ですわね。

このリアリティの無さが、KARAの強みなんだと、私なんかは理解しています。

かつて「生計型アイドル」と言われて、ファンに近いアイドル、親しみ易いアイドル生身に近いアイドル・・・などと言われてましたが、本当にそうでしょうかね?
私は全くそーは思えないのです。

生身=リアリティというなら、よっぽどソシの方に生身=リアリティを感じます。
管理され、訓練され、完成されたステージや映像の「裏側」にあるであろう、人間味にリアルを感じて、同情を覚えたり、プロフェッショナルな意識に感嘆したりしてしまいます。

それが、KARAには稀薄なのです。

言ってみれば、漫画やアニメの中で親しみの沸くキャラクターの様な感覚です。
作品上、物語中の中に於いて「リアリティ」あるキャラクター。
ドジだったり、食いしん坊だったり、おてんばだったり・・・という、あくまで作品中での「人間っぽさ」「温かみ」「柔らかさ」担当のキャラクター・・・そんな感じです。
色で言えば、黄色担当w

いや、生身なんです。そんな事は百も承知です。ファンミに行って、握手もして、ラバーミサンガも手渡しで貰ってるんですから、生身なのは判ってるんですが、それでもリアリティが余り見えて来ない。

そーいう意味で、限りなく満点に近い「アイドル(偶像)」を、ステージでも映像でもtwitterでも演じ切っているのがKARAの凄みなのだろうな、と思ったりしています。

↑の様な歌を何のテライもなく、ものすごい突破力で振り切り突き抜け、本気で形にしてしまっている。
フツーだったらね、ちょっとアーティスティックな色付けしたいとか、照れが見えて冗談めかしたりするもんですが、一切ないですからね。
本気ですもの。
その凄味です。

3 件のコメント:

  1. 見事な分析ですね。ほんとにそう思います。昔の話で申し訳ないのですが、かつてのキャンディーズに近いものを感じるんです。若い頃ファンだったもので。

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  2. 長年KARAを見てこられたからこその分析ですね。特に最後の節の、↑の様な歌を~以降のくだりには感銘いたしました。

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  3. > Goringさま
    キャンディーズ…そうですね、あの時代の「プロフェッショナル」アイドルですよね。歌も改めて聴くとやっぱり上手いんですよね、あの頃のアイドルって。すぐ後にキャンディーズの妹分として「キャンディーズJr.」って名前でデビューさせられそうになったトライアングルってグループもいましたがwこの子たちもかなり歌は上手かったんですが、余り脚光を浴びる事なく…本当にキビシー世界です。

    > @_Hirosさま
    ニコニコしてしまう、と書きましたが、もう最近ではKARAのMVを見てるとニコニコしながらも、何故か涙がどんどん溢れてしまうという重篤な病に掛かっております。今までのMVを一気に観てはニコニコポロポロ。難儀しております。

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自己紹介

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2010年早々からKARAを皮切りにKpop三昧でした。 2012年4月からの新年度はタイです。推しです。サワディクラーp